TKbjリーグラストシーズンもいよいよ佳境。現在西地区4位のレイクス、すでにプレイオフ進出を決め、今年もプレイオフ特設ブログの季節がやってきました!シーズン最終盤のレイクス情報をこちらから日々お伝えします!
初回は恒例の選手インタビュー「VOICE OF LAKES」。今週末からは沖縄、京都、大阪、島根と上位チームとの8連戦を控えるレイクス。プレイオフホーム開催、そして初の西地区1位に向け、最大のヤマ場に臨むチームを引っ張る若きキャプテン、横江豊選手に聞きました。
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Q.いよいよシーズンも終盤、プレイオフ進出も決まり、プレイオフブログの季節がやってきました。これまでの4シーズンのプレイオフを思い返してもらえますか。
A.毎年着実に成績が上がってきていて、プレイオフにはいい印象がありますね。
アーリーエントリーで入った初年度(2011-2012)はセミファイナルが沖縄だったんですが(61-71、66-74で連敗)、帯同していなくて、家でbjTVで見ていました。レギュラーシーズンの時からも何人かは遠征に帯同していなかったんですが、プレイオフはみんな行けると聞いていたので…。「あれ?」と思いながら(笑)、来年は自分もあの場所に立つというつもりでした。入団して間もなかったので、まだ実感がわいてないこともありました。
Q.翌年は実質のプロ1年目でしたが、ファーストラウンドで京都に連敗でした(69-79、75-89)。
A.このシーズンはプレイタイムも伸びて(46試合1057分出場、320点)、試合にも絡めていたので、出たときはできることをやってやると思って臨んだ試合でした。クザン選手、パルマー選手などがいて京都が強かったのは覚えてますが、プレイオフの展開は、正直覚えてないですね。一年目で必死だったんだと思います。
Q.そして翌2013-2014シーズンは自分のプレーができる自信を持って迎え、実際にファーストラウンドの大阪戦ではチームを救いましたね。(1敗で迎えた第2戦、終了間際の逆転シュートで67-66。その勢いで決定戦も33-16で制した)
(撮影:京都新聞)
A.そうですね、あのシーズンは、どの試合もプレイオフのつもりで、開幕から緊張感を持って臨んでいました。前年までの経験で、気持ちが昂りすぎては、周りが見えなかったり、自分の想うようなプレーができないなというのを学んだので。
特に、大事な試合の前にはいろんな場面を想像して、ブザービーターを決めるような場面も想像していました。だから、大阪戦のあの場面も、落ち着いて決められました。
ただ、京都とのセミファイナルの直前に肉離れを起こしてしまい、京都戦では万全なコンディションではなかったので、何もできなくて、悔しかったですね。それまでのバスケ人生で一番大きなケガでした。このシーズンはシンヤさんのケガもあって、毎試合のように30分以上出ていたので、気をつけてはいたのに、やってしまいました。シーズンの終盤は知らず知らずのうちに疲れがたまって、最近は暖かくなって気温差で体が疲れる部分もあるので、ケガには気を付けています。
できたこととできなかったこと、両面のあったプレイオフでした。
Q.そして昨季、ようやく有明までたどり着けましたね。
A.そうですね、ファーストラウンドの大阪戦もチームでいいバスケができましたし(93-69、93-68で連勝)、京都とのセミファイナルの最終決定戦で決めるべきところで決められたのは、個人としても自信になります。有明に行けたことで、間違いなく経験値があがりました。
ただ、有明はやはりそれまでの試合とは違いました。何より、会場が違っていて、シュートの感覚がつかめなかったです。奥行き、高さのある会場で、シュートタッチが全然合わなかったです。みんなシュートが全然入らなくて、コンディションとか、気持ちの上げ方とか、あの場所で勝つために必要なものがまだあると感じました。
今年も有明には絶対に行くんで、そこでどれだけのことができるか。そのためにも、一戦必勝でプレイオフを戦いたいと思います。
Q.そのプレイオフがどういう組み合わせになるか、今季はシーズンの最後まで読めない混戦状態ですね。ここからの対戦相手はどこも強敵ぞろいですが、まずは今週末、沖縄との対戦です。
A.得点力、攻撃力の目立つチームですよね。トランジションが速く、そのスピードに翻弄されると沖縄のペースになってしまうと思います。外国籍選手も前からどんどんプレッシャーをかけてくるので、穴がないチームです。前回の対戦は10月のホームでの対戦ですが、同じメンバーなので、プレーのスピード、テンポが上がっている印象があります。
Q.京都はどうでしょう。先日の対戦では2連敗でした。
A.やっぱり負け越しでプレイオフにいくのでは、当たった時に向こうも楽だと思うので、絶対に2つ勝ちたいです。前回はこちらの思うようなプレーをさせてもらえませんでした。
京都はオフェンスの24秒という時間を十分に使って、最後の1,2秒で確実に得点するパターンですね。やり方はもうわかっているのですが、だからこそ負けた時は余計に悔しいです。
ディフェンスでもコッツァー選手を中心に中を固めて、外からタフショットを打たせるパターンなので、こちらがどれだけ勇気を持って中をアタックできるかがカギだと思います。
Q.その後も大阪、島根と続きます。
A.大阪は開幕で対戦して以来、ほぼ半年ぶりの対戦ですね。ケガ人もあり、外国籍選手の入れ替えもあって、まったく違うチームに感じるかもしれません。
島根は勢いがありますね。得点力もあり、乗せたら止められないので、その前にこちらのペースにしたいです。1月のホームでの対戦では逆転負けもあって1勝1敗でしたが、苦手意識があるわけではないので、敵地ではありますが、連勝したいです。ただ、向こうのメガホンでの応援はやっかいですね。音が大きいので、人数以上に迫力のある応援です。
Q.強敵ぞろいのシーズン終盤、キャプテンとしても責任重大と思いますが、キャプテンとして過ごす初のシーズン、どうですか。
A.大変です(苦笑)。想像以上に難しかったです。学生時代には何度もキャプテンをやってきましたが、プロはそれぞれがプロとして自分なりのやり方をもった人間の集まりなので、それをまとめて同じ方を向くようにするのは、一筋縄ではいかないなと感じます。
自分がなってみてシンヤさん(小川コーチ)とか、ワラさん(藤原隆充選手)とか、これまでのキャプテンはすごいなと改めて実感しました。コミュニケーションが取れていて、外国人選手ともよくご飯を食べに行ったりとか、バスケを離れたところでの付き合いが、バスケに生きるなと感じました。
一選手としても、もっともっとプレーの質を高めたいですし、まだまだですね。全然満足はできないです。ちょっとシュートフェイクを入れるとか、具体的に表現するのは難しいんですが、わずかな部分で違いの出せる選手になりたいです。
Q.では最後に、ブースターの皆さんに向けてのメッセージをお願いします。
有明で2つ勝つ。それだけです。そのために、支えてくれている皆さんと一緒に戦いたいと思います。
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キャプテンとしての重責を担いつつ、チームをリードしてきたヨコ。その目指すところは一つ、有明での頂点です!
☆ファーストラウンドホーム開催の際は5/1(日)14時、2(月)18時@県立!プレイオフ開催概要はこちら
http://playoffs2016.shiga-saku.net/e1249535.html